諸岡誠治の日記

一日一日頑張って悔いの無いよう進もう

謡の節扱い

何十年も謡を教わっているが、この頃知らされる事が多い

  • 剛吟で中音から下ノ中と実際に音が下がる場合には準備工作として三、四字前から僅かばかし音を浮かす(三、四字前からズカリと音を強めてその反動で下ノ中に下げる。)三宅抗一節の精解96頁
  • 剛吟でサシ型の句末にあるフシでごまの下に黒丸が有る場合一字抑え二字抑えなどと称する、音を抑えてあとは半音ないし一音戻す(三宅抗一節の精解141頁)
  • 中ニ(中落シ)ヨワー一般に中浮音、サシでは中音(三宅抗一節の精解符号別略解1頁)
  • 二段落シ(下ノ中が一字しかなくて直ぐに下音になるケース、一端下音に下げ直ぐに上音に戻しまた下げる)
  • 浮キハネ、ヨワ拍子型上音にたまにある特異なフシであって、ハネの前半で一度上音を浮かし、後半の頭を抑えて再び上浮音にハネ上げる(三宅抗一節の精解符号別略解10頁)